はこぶね保育園について
はこぶねの意味
旧約聖書に、ノアのはこぶねの話があります。
ノアとその家族、そして、地に住む動物たちが大洪水の時に、神の特別の配慮によって守られたという話です。
なかなか、仲良く生きることの難しい私たちですが、神は、そんな人々を守り、祝福し、大きな可能性を与えてくれることを約束しています。
設立へのあゆみ
北海道クリスチャンセンターは、1966年家庭福祉相談室を設置し、以来、子どもの発達相談、教育相談などを行い、1969年から障がい幼児の治療保育及び母親のグループカウンセリングに取り組んできました。また、子ども文庫、少年団など地域の子どもを対象とした活動も行ってきました。
このような働きの中で、以前から、障がいを持つ子どもたちと、健常児との交流保育の必要性を感じ、新館建築計画に合わせて、認可保育所を設立する計画を進め、多くの方々の協力により、1984年8月24日に社会福祉法人の認可を受け、同年12月1日札幌はこぶね保育園の開園となりました。
保育理念
- 保育園に入園する乳幼児すべての人権の保障と、感性豊かな身心の発達・主体性を大切にし、物的・人的環境をデザインする。
- 保護者への支援・子育て支援のために、社会的役割を果たす。
保育目標
子どもたちは、神様から命を与えられ、愛されているかけがえのない存在です。その個性と人格をありのままに受け止め、尊重することが保育の第一歩です。保護者・保育士・友だちと信頼関係を築く中で、子ども自身が自分を信じ、自分らしい歩みを始めることが出来るように絶えず応援します。
友だちと遊ぶ中で、子どもは自分と他者との違いを知っていきます。たくさんのぶつかり合いや葛藤を通して、悩み、考え、やがて理解し合い「共に生きる」ことを学んでいきます。認め合い、力をあわせることの楽しさ、喜びを味わうまでの「道すじ」を大切にします。
子どもが夢中になって、いきいきと遊ぶことは、「生きる力」に大いにつながります。工夫したり、悩んだり、納得するまで繰り返す中で、思考力や発想力、そして、「意思」が育まれます。好奇心や探究心を大切に受け止め、子どもと共に心を動かす保育をしていきます。
自然の美しさや不思議さに気づき、その恵みに感謝する心を育みます。世界に目を向けるとき、現実には人と自然との関係や、国と国の関係に多くの課題があります。人と自然の調和、世界の平和に私たちがどう貢献できるのか、共に、祈り、考え、やがて行動できる人になれるように保育していきます。